お墓参りの一般的な手順

お墓参りの一般的な手順

お墓とは、大切だった亡き人やご先祖様を供養するところです。現在、お墓参りの時期として一般に行われるのは、春秋のお彼岸、お盆、故人の命日、年末年始、年忌法要などです。しかし、人生の節目節目に家族そろってお参りをしたり、日常的に心を落ち着かせるためにお参りするのも良いでしょう。
お参りに特別な作法はありません。しかし、大切な亡き人やご先祖様に手を合わせるという行為が大切なのですが、基本的なマナーや手順は身に着けておきたいものです。
持ち物としては、お花や線香・ろうそく・ライターやマッチ・掃除道具にゴミ袋などが挙げられます。最近では、鳥害の影響もあり、お菓子や果物といった食べ物のお供えは禁止られている霊園が多いです。
まずは、お墓の掃除からはじめます。古いお供えを下げ、墓石を磨きます。水をかけるかかけないかは家庭によって考え方が違いますが、かける場合はろうそくや線香をぬらさないように気を付けましょう。また、隣のお墓を踏み込んでしまったりゴミを落とさないように気を付けましょう。
お参りは故人と縁の深いものからはじめます。年長者からはじめるのがスマートです。合掌し、日々の報告を胸の中で唱えましょう。お参りは故人のためだけではなく、現在を生きる子孫の心を落ち着かせるためでもあります。日々、ご先祖様に感謝しながら生きてゆきましょう。