弔電を送るケースについて

弔電を送るケースについて

弔電とは、遠方であったり、やむを得ず通夜や告別式に参列できない場合に、喪主やご遺族に対して弔意を表すために送るお悔やみの言葉を記した電報のことを言います。
通夜や葬儀に出席できないケースに必要となるものなので、これらのいずれかに弔問するのであれば打つ必要はありませんが、これはあくまで取り急ぎ弔いの気持ちを伝える手段です。
故人やご遺族との間柄にもよりますが、後日、改めてお悔やみ状を送るか、可能であれば弔問に伺う方がより思いは伝わるでしょう。
さらに、もし弔電だけでは気が済まないという気持ちがあれば、お香典の他に弔花を送るのも良いと思います。
ただし供花の有無や種類は、宗教や地域の慣習、またご遺族の意向などにより様々なので、必ず事前に確認しましょう。

弔電は通常、通夜や告別式が行われる会場に喪主宛で送付します。
通夜当日、遅くとも告別式が始まる3時間前には会場に届くようにするのが一般的です。
告別式では何通かの弔電が読み上げられますが、喪主の方がその選別などに費やす時間も考えると、なるべく早く手元に届いた方が助かるのではないでしょうか。

弔電は初七日までは出してもよいとされていますので、通夜や告別式に間に合わなくても大丈夫です。
やむを得ず通夜や告別式に出席できない場合でも、故人を偲び、きちんと弔意を伝えることで、ご遺族の気持ちに少しでも寄り添うことができるように心掛けたいものですね。