お見舞いや退院祝いを贈るときのマナー

お見舞いや退院祝いを贈るときのマナー

お見舞いは、特別の場合を除いて、知らせを聞いてから、すぐに駆けつければいいというものではありません。入院直後や手術前後は、様態や精神状態が不安定である場合があります。お見舞いに行く前に、差し障りがないかどうかを家族や本人に確認する必要があります。また、行ったときに病人が眠っている場合などは、目が覚めるまで病室の外で待つか出直すなど配慮が必要です。体調なども考え、長居はせず長くても15分程度を心掛けることも大切です。
他にも、相部屋の場合は、同室の人に入退出の時にあいさつをすることも礼儀ですので心掛けましょう。
お見舞いの際に、花を贈る方もいらっしゃるかもしれませんが、お見舞いに適さない花もありますので、注意が必要です。適さない花の例としては、鉢植えは、根付くが寝付くに通じますので適しません。シクラメンは、死苦の語呂になりますし、菊は葬儀のイメージがあります。また、本数についても4、9、13本の切り花は縁起の悪い数字とされているので本数にも注意が必要です。
退院祝いについては、入院中のお見舞いが遅れ退院を迎えた場合などに、お見舞いに変えて贈ることもあります。贈る時期としては、退院後1週間から1カ月程度までがいいでしょう。元気になっている状態であれば快復祝い、自宅療養を続けている場合は、お見舞いとして贈る必要があります。
これらのマナーを意識して、お見舞いや退院祝いについて考えてみるといいでしょう。